今後の整備業界
筆者の主観的な考えです
自動車整備業界に長年携わってきましたが、30年前と体制が変わっていないと思います
本来車の進化に合わせて体制も変化するものですが
ほぼ変わらないまま、 現在に至ります
- 2020年4月1日:特定整備制度 (主にエーミング) 猶予期間
- 2023年10月1日:特定整備制度 同日以降より認証を受けていないと、
- 2025年前後:レベル5 自動運転 (主に高速道路)
- 2030年前後:ガソリン車廃止?
- 2050年前後:カーボンニュートラル (温室効果ガスの排出をゼロにする)
保安基準適合証等を交付することができなくなる
{出典:国土交通省 自動運転のレベル分けについて}
現在、公道で自動運転(レベル3)特定条件下での自動運転が可能になりました
政府の指針によりますと、2025年までに 完全自動運転化(自動で目的地に到着)
2030年までに、全車両EV化(電気自動車)
今後10年も無い期間ですが、達成できるのでしょうか?
筆者の素人的疑問
その1:完全自動運転は、各メーカーが今までどうり違うシステム(OBDシステム等)
を使っていたらうまくいかないような気が・・・
その2:温室効果ガスの排出をゼロにする為の全車両EV化ですが最新自動車製作の
CO2排出は、計算済み?
技術的な問題で解決できる(その1)に対して
(その2)は、強制的に乗換えを進めた場合(重課税等)、
国内の大問題 国内総生産(GDP=CO2排出量)の2倍に及ぶ政府の借金を
強制的に減らす事がきるので、政府的には推し進めたいのかな
他国に引っ張られての仕方の無い政策のような気もしますが・・・
何れにしても、過去30年間ほぼ変わっていないと思われる業界が、
今後30年間で劇的な進化を要求されている というより
もはや新しい業界になろうとしてる
それに伴い、当然必要とされる測定器や電気デバイス
車両法の改正など数々の問題をクリアしてゆくことになります
正規販売店のディーラーや大手自動車販売店は
生き残れるでしょうが、資本力のない小売店は
いままでの考え方では、 太刀打ちできないと思われます
難しい問題ですが 一つだけ提案しますと
これまで以上に、特化型のサービスに専念する
言葉にすると、非常に簡単なのですが、実際は脳に汗をかきながら考える案件です
偉そうに語りましたが、筆者の主観なのでお許しください。
by 現在無職 中年一級整備士
100年に1度の大変革期 CASE(ケース) MaaS(マース)とは?
CASE(ケース)とは、Connected(コネクテッド) Autonomous(自動化)
Shared(シェアリング) Electric(電動化)の略です。
MaaS(マース)とは、Mobility(移動性) as a Service(サービス化)の略です。
20世紀に1番進化した業界は自動車とテック(IT)業界だと言われています。
簡単に言えば、
CASE(ケース)とは、自動車とテックの集大成
自動車がネットに常時接続することで、さまざまな価値を生み出す。
今までは、考えられなかったサービスを提供できるようになると思います。
MaaS(マース)とは、CASE(ケース)の先にある、サービスの向上、
- CASE(ケース)は、今後の自動車の方向性を示していて、
- MaaS(マース)は、今後の自動車の使用目的を示しています。
CASEの技術とMaaSの概念は今後の自動車業界の柱になって
業界全体を大きく変えようとしています。